こんにちは、今まで35ヵ国を旅してきた旅好きのはるか(@harukaxblog)です!
2024年11月から、27歳の私は新卒から5年半務めた商社を辞め「世界一周の旅」へ出発します。
比較的休暇を取得しやすく、且つ安定的な収入を得られる環境を捨ててまでなぜ世界一周へ旅立つのか?と疑問を持つ方もいらっしゃると思うので、20代最後の大きなチャレンジとなるであろうこの旅に対する私自身の想いを過去の経験を振り返りながらこの場を借りて伝えたいと思います。
世界一周を目指したきっかけ
世界一周を目指すきっかけを話す前に、一つ知っておいて頂きたいことがあります。
私は帰国子女または幼少期からよく海外に行っていたと思われることが多いのですが、実際はそうではなく初めて国外へ飛び出したのは19歳のオーストラリア留学でした。
この留学をきっかけに私の考え方が大きく変わり、今の私の生き方へと繋がっています。
どう価値観が変わったのかについては、こちらの記事で詳しく書いているので興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
では、前置きが長くなってしまいましたが本題に入りたいと思います。
学生時代の卒業旅行で憧れの夢に
私は留学を通して海外の楽しさを知り、もっと知らない世界を見たい気持ちからバイトでお金を貯めてはバックパックを背負って旅に出ていました。
その旅先で出会った様々な生き方をしている日本人の中でも、自分にとって一番印象的だったのは世界を旅しながら働く「ノマドワーカー」の存在でした。
実際に「時間や場所に囚われない生き方」をしている方を目の当たりにして、密かに憧れを持つようになりました。
理想とは裏腹に、現実を見ると商社へ就職し普通のサラリーマンになる自分とはかけ離れた世界のように感じていましたし、「ただの凡人である私になんて出来るわけない」とその時は思い込んでいました。
そして実際に第一志望の会社に就職できたのはいいものの、待ち受けていたのは残業とパワハラに悩む社会人生活。
想像を絶する過酷さでほぼ毎日のようにトイレへ駆け込み号泣しながら山積みの仕事をこなす日々を過ごしていました。あの時の辛さは言葉に表せないほどで、今でも思い出して涙が出てきます。
どんなにたくさん残業しても、
どんなにきつい罵声を浴びせられても、
どんなに理不尽なことで怒られても、
がむしゃらに働かなければならない。
これがサラリーマンだから。
そう思いながら一生懸命過ごしていました。
コロナ禍で必ず実現したい目標に
社会人2年目になる頃、世界情勢は一変しました。
皆様ご存知の通り、コロナが流行し一切海外へ行けなくなったのです。
いつ世界で何が起こるかなんて予測不可能ってことを痛感しました。
「世界を舞台に働きたい」と想い入社した今の会社で、働くモチベーションであった海外駐在も暫くは希望が薄くなり、2年目で計画していた海外出張へも行けなくなってしまい、すでに駐在が決まってた先輩社員でさえ赴任時期が先延ばしになっていて、私が夢の海外赴任に行ける時期なんてまだまだ先になることは目に見えている状況。
幸い職を失うことはなく安定的な給料は頂けていたのはいいものの、それを使いたい国内外旅行へも行くことができなくなり、改めて自分の今後の人生について深く考えるようになりました。
今何のために仕事を頑張っているのか?
私の人生はこれでいいのか?
このままずっと会社員を続けるのか?
学生の時に抱いた憧れの夢は追いかけなくていいのか?
夢で終わらせていいのか?
将来に向けて何か今出来ることはないか?
色々とモヤモヤしていることを全て書き出し、その時「やりたいこと(世界一周の夢)をいつでもできる状態にしよう」と思い立って、まずは貯蓄のために資産運用や節税対策の勉強、また個人で稼ぐチカラをつけるため個人ブログの立ち上げを始めることを決意。
週末は個人ブログの記事作成にたくさん時間を割いて少しずつ稼げるようになり、徐々に自信をつけて将来的にはフリーランスへの道も一つの選択肢として考え始めました。
それだけではなく、迷える子羊の私は自分の市場価値を確認するためにも転職活動もしました。
最終的には、商社へ入社した理由の一つ「海外赴任」の夢を実現したいと思い残留することにしましたが、その過程についてはこちらの記事で記録しているので興味ある方は読んでみて下さい。
こうして社会がコロナ禍で停滞していた機会を活かしがむしゃらに努力し続けた結果、私が25歳になった春、突如として実を結びました。
「インド、ムンバイ支店へ1年間研修派遣です」
忘れもしない2022年2月、突然部長から内示を受け、夢の海外赴任が決まったのです。
「え、まさかのインド?」となりましたが、ずっと夢だった海外赴任が叶った歓喜の瞬間を今でも鮮明に覚えています。
「インド駐在という誰もができるわけではない貴重な経験を記しておきたい」「インド生活の情報が誰かの役に立てばいいな」そう思って始めたYouTubeで、会社に特定されないよう顔出しせず発信をしていたものの、ムンバイの日本人コミュニティは狭くすぐにバレてしまいました。
噂は国境を超えて広まり「遊びに行ってるわけじゃない」と陰口が耳に入って落ち込み、YouTubeの更新を一時中断していた時期もありましたが、ある日ムンバイ日本大使館の長から「Haruchannelの発信をぜひ続けてほしい」と声がかかったらしく、会社の名前を出さない前提で続けていい雰囲気に変わったため、東京へ帰任後でも隙間時間を見つけては旅に出て、YouTubeを続けています。
さて、Bucket List(人生でやりたいことリスト)の一つであった海外赴任を達成した今、次の夢を叶えることを決意しました。
脱サラして、私は世界一周をします。
なぜ世界一周なのか?
結論から言うと「遠隔地(アフリカ・南米)を、時間かけて周遊したい」というのが主な理由です。
日系企業あるあるですが、サラリーマンを続けている限り1ヶ月間の休みはさすがに取れず1週間の休暇が精一杯。
幸いにも私が勤めていた会社では1年間に1~2回長期休暇を取得できる権利があり、その権利を活用し9~10連休の長期休暇とって頻繁に海外旅行へ行っていました。その結果すでに私は35ヵ国を訪問しています(友人にはすでに世界一周したようなもんだと言われることもあります笑)
安定的な収入を得ながら休暇を取っては海外旅行へ行く方が、しっかり旅プランを立てて”休暇”として全力で楽しめるという考えももちろんありました。(というのも、学生の時にバックパッカーで1ヵ月間欧州へ行っていた時に後半は疲れてダラダラしたくなる時があったし、感動も薄れていった経験があったから)
ただ一方で、もどかしく思っていたのは「アフリカや中南米など遠隔地はどうしても往復フライトだけで時間がかかり、現地に入り込むスタイルの旅をしにくい」ということです。
私は学生の時に南米旅行へ1ヵ月間行けましたが、それでもなおいけない国や場所があったため、時間に余裕がある時にまた訪れたい想いが残っていました。
有名な観光地だけを見てその国のことを知ったとは言えないと思っていますし、現地の方と触れ合い入り込んでいく旅が大好きなんです。
それをするためにはやはり時間が必要で、移動時間がほとんどのショートトリップはただの旅行であり私が求めているものではありません。
加えて、20代独身の一番自由な時だからこそ、世界一周というずっと恋焦がれていた夢を今実現しないと一生後悔すると思いました。
結果的に、自分の責任だけで自由に旅ができる27歳の今「本当に私が求めている旅」を実現するため、仕事を辞めて世界一周に行くという決断に至りました。
ルート・期間・費用は?一人旅?
世界一周のルートは西回り、期間は1年半〜2年、費用は未定、1人で行きます!
正直いうと、円安がネックでどれほどの費用がかかるのか想像もできません。というかしたくもないですが、5年半のあいだ一生懸命商社で働き、ブログやSNS、資産運用の知識をつけて頑張ってコツコツと貯金してきた努力の賜物は底を尽きてもいいくらいの気持ちで世界一周に臨むつもりです。
宿や移動費などできる限りの節約はしつつ、現地のことをより知るという目的もあるので「やってみたい!食べてみたい!」と思ったことにはどんどん投資したいと思っています。
また、基本的に1人で行動するものの、国によっては現地に友人がいるため都度合流もする予定です。
一人旅の寂しさは学生の頃よく知っているため、常に一人行動というよりもその場の出会いを大切にしながら旅をしたいと思っています。
正直な気持ちで言うとロシアやその他にもいきたい国があるのですが、世界情勢は日々変わるので、その状況に応じて渡航するかしないかを判断するつもりです。
外務省が発表している危険度レベルをチェックしながら安全には気をつけて旅してきます!
世界一周に向けての抱負
社会人5年半、どんなに辛く生きるのが苦しい時期があっても、将来の自分が夢を叶える姿を想像してがむしゃらに頑張ってきました。
振り返ると、奈良の田舎で生まれ育ち、あるきっかけで留学に興味を持ち、19歳でオーストラリアへ1年留学行き、そこで海外にどハマりしてインドへ1ヶ月間インターンシップへ行ったり一人バックパッカーの旅をし、最終的には1人で上京して商社は就職し1年間のインド駐在も経験するなんて、幼少期の私は1ミリも想像をしていなかったと思います。
だからこそ、私は私自身が世界一周中に何を感じ何により興味を持ち何を行動していくのかが楽しみで堪りません。
世界一周は長年恋焦がれていた夢であり、行きたいところや見たい景色、世界中でやりたいことがたくさん詰まっています。
情勢的に危険な国は泣く泣く避けるかもしれないけど、各国で人生でやりたいことリストを一つ一つ叶えていきたいです。
世界一周後の人生プランはまだ決まっていないため、その後に対する不安はもちろんありますが、それは旅中に自分と向き合い考えていきたいと思います。
読んでる貴方へ伝えたいこと
「世界一周なんてリスクあることできないし勇気も持てない」「女1人で世界旅なんて危険すぎる」と思う方は少なからずいらっしゃると思います。
世界一周を心に決めた今でさえ、
「ちゃんと生きて帰って来れるのかな?」
「円安のなか世界一周の資金は足りるのか?」
「世界一周後の人生設計はどうしようか?」
など不安だらけ。
でも、そんなことやってみないと分からないから、まずは新たな一歩を踏み出すことを心に決めました。
手に届かない夢のまた夢の話と思っていた世界一周は、近しい友人や周りの方へ話をするたびにどんどん膨らんでいき、そしてそれに向かってひたすら頑張ってきた結果、今の自分がいます。
「些細なきっかけで興味をもち、小さな好奇心が大きな夢へと変わっていった」私の経験談から伝えたいのは、言霊は存在するということ。それが努力によって実現するのが早まるか遅まるかの違いだけ。
人生でやりたいことって至って単純で、自分が何をしてるときにワクワクドキドキするのか?そんな基準でいいんです。
至って普通の私でも「目標に向かって頑張っていけば道は開き夢は叶う」ということ、さらに旅を通して「誰でもそのチャンスはある」ということをみなさんへ証明したいと思っています。
私の旅を通して、誰かが一歩踏み出せる勇気に繋がると幸いです。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
この記事が何かのきっかけになれば嬉しいなと思います。